あなたは私をオンナにする
寝不足の翌日、外出先で気分がすぐれなかった。
友人たちとの忘年会だったのだけど
お店に着く前にやっぱり帰ろうかと思うまでの調子の悪さ。
お店の入っている建物は、
ちょうど1年前に彼と再会した場所。
あのとき、エスカレーター越しに
遅れたきた彼の顔を見るのに
ドキドキした。
そんなことを思い出しながら、
数日前に手に入った彼の写真を見つめた。
交わした言葉を思い出す。
視力ののいい彼が、こちらをみているのがわかる。
男は与えるもの。
愛したいから女を抱くという。
女は受け取るもの。
愛されたいから男を魅了するという。
カラダが潤とする
心まで潤とする。
体調はみるみるよみがえり
私はオンナにもどった。
忘年会にも無事でれて
楽しめた。
なかなか会うことはないけれど
確実にあなたの存在が
私をオンナにする。